ビラ、もとい、ハガキ配り

今朝、松尾紘一郎さんの写真展のアナウンスのためのビラ配りを行った。とはいえ、配ったのはビラではなくハガキである。
写真展のすばらしさを伝えるためには、やはり写真をカラーで印刷して配るのが最適だろうと考えた。そのための予算も確保した。しかし、ふと考えた。ビラは、どんなに美しいビラであってもすぐに捨てられるだろう。これは悲しい。
そこで、星野村の棚田の絵ハガキを作ったことを思い出した。絵ハガキを配る、それに白黒でも写真展のアナウンス・ビラを同封すればいい。業者を選び、ちゃんと交渉すれば、結構低コストで絵はがきはできる。しかも、8種類も。
そして松尾さんから写真を送ってもらい、8種類の写真を選び、絵はがきを作成した。アナウンスを掲載した白黒ビラも作り、クリアビニールも買い、工場制手工業で同封作業。それを今朝、配布した。
配布の方法も戦略満載である。

  • 1日1種類ずつ配る。そうすれば、「昨日もらいましたから」と断られる可能性は少なくなる。8種類あるから8日間ワクワクである。
  • 今日は違う絵はがきですよ、というメッセージを伝えるため、「伊都国の絵はがき配布中、今日はこれ→」「■(その拡大印刷)」という2種類のスケッチブックを用意し、設置した。
  • 「写真展やりま〜す」なんていうことはあえて言わず、おはようございま〜す、と気持ちの良い挨拶のみ。

これが大的中。受け取ってくれ確率も非常に高かった。向こうから、欲しそうにこちらを眺めているような視線も感じられた。「ありがとうございます」なんて声も聞かれた。
これは素晴らしいことである。
環境創造舎の中でも、ビラ配りを嫌がるスタッフもいる。それは、受け取ってもらえないときの虚しさである。自分の行動を否定されたような気がする。一方、私も、受け取り側になると「ゴミが増える」とか、そんな気持ちになって、受け取りたくなくなる。これはlose-loseの関係である。
しかし、こういう工夫をすればビラ配りもwin-winの関係を構築しえる。

このハガキ配り、おそらく、明日はもっと盛り上がるだろう。