火曜虫劇場/『ミステリー冬虫夏草』/【たにのき】


冬虫夏草
冬は虫で動きまわり、夏にいたれば草に変わる。


冬の間は虫の状態であったものが、夏になると虫からきのこが生えてくる様子を表します。


冬と虫はあまり結びつきませんが、一生懸命越冬している虫たちはたくさんいます。こうした虫たちの中には「冬虫夏草(虫草)」と呼ばれる「菌」によって“きのこ”を生やすものがあります。


きのこ(冬虫夏草)は紅、黄、緑、橙、紫、白、黒の多様な色彩。ほかにもオリーブ、ベージュ、セピア色など濃淡色々あるようです。


白か青色、緑色、ベージュ色、ピンクなどは虫が何であれ珍種らしい…。
ちなみに、冬虫夏草の天敵はナメクジ。


なんとも不思議で、グロテスクで、ほのかにコミカルな色彩々の冬虫夏草
夏に出会えるといいですね。


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参考
「原色冬虫夏草図鑑 清水大典著」 [誠文堂新光社]
「昆虫に学ぶ 木村滋著」[工業調査会]