昔の名文【ふくち】
遅ればせながら失礼します。
あんまり引き出しがないので、どうしようかと思っていたのですが、
パソコンに向かって、あたまの中に浮かぶたいしたことのないものを、つれづれ書いてみます。
しばらく家庭教師をしていた時期がありました。
その中で、古文を教える機会があり久しぶりに先人の名文に触れたことを思い出しました。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず、淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。」
方丈記 鴨長明
教えていた子は高校2年だったと思います。
ということは、僕も高校生くらいにこの古典を習ったんでしょう。
その頃どんな風に感じたのかは定かではありませんが、まじめに聞いていたのだろうと思います。音読がスムーズにできましたから。
で、久しぶりにこの「行く河の流れ」の全文を見て、高校生の頃とはまた違った感覚を得た気がしました。
それがどのようなものかは、うまく言葉にできないのですが。。。
先人の言葉、もしくは小説の中の一言。
初めて目にしたとき、耳にしたときはそれだけで終わるものも、
その後、体験・経験を重ねてまたそれを耳にしたとき、腹の底に深く落ちるといった感覚を味わうことがあります。
知識と経験があって初めて、ものごとはからだに染み込むのだろうなと思いました。
だからといって、方丈記の世界が僕に染み込んだというわけじゃないけれど。
世の中には、知っているけれども染み込んでいないものがたくさんあるんだろうな、とおもいましたとさ。
場違いな感じの文ですね。すみません。
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でいいのかな?