少人数セミナー実習in二丈町【ながせ】

denjisou2007-06-24


しゃちょうが指導する少人数セミナー「環境保全のススメ」。
昨日は九大バスに乗って二丈町へ田植えの実習へ。
セミナーの学生23人。引率の教員2名。そしてTAとして私、ながせ。
バスは満員です。


行きのバス車内。朝の声だしと称し、全員で自己紹介とお題「今日気をつけること」。


「まわりも見る」
「教わったリスクマネジメントを考えながら」
「田んぼに足をとられないように」


みんな、田植えは手でやるもんだと思っているようだ。
でも、そんなもんじゃないのです。なめちゃいけません。今の田植えの姿。


苗箱を機械に通し、自動的に出来上がった苗床。
あとはそれを田植え機にセットすれば田植え出来てしまいます。
機械の進化も続いていて、いまや角地に手植えしなければならない面積もずいぶん減りました。


この日学生が主に行なった作業も苗床を運び、田植え機に乗っけること。
しかし彼らは「手植え出来ないんだ…」と軽いショックを受けながらも、農家の方が関心するくらい文句一つ言わずに苗床を運び続けていました。


どれだけ機械化が進んでも、人間がやらないといけない作業があります。
それが今残っている手作業です。


苗床を何百という数、地面から上げては目線より高い位置の棚に積み、トラックで運ぶ。
運ばれてきた稲をまた下ろし、畦に並べ、田植え機に積む。そして、まっすぐ植える。
苗床から滴る泥水は冷たいし、先の見えない何百という数に投げ出したくもなる。

うわ〜、農家ってやっぱり大変なんだと思ったと思います。


「大変な作業だったけど楽しかった。ありがとうございました」
「食べ物の大切さがよく分かりました。」
「食べ物粗末にする友達がいたら、僕がここに連れてきます。」


そう述べた彼らをいっぱいの笑顔でねぎらってくれた農家の皆さん。本当にありがとうございました。


でも、本当に大変なのはこれからです。
僕らはそのホンの一部を触らせていただいたに過ぎません。


水管理、防除、雑草管理、肥料やり、毎日の見回り。


それでも収穫の日を夢見て、せっせと作業するおじさんたち。
やっぱりかっこいいな。

みんなのレポートが楽しみです。
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