熱帯からのブログ
どうも。
タイのにょっきです。
パスに気づかず、ムシと遊んでいました。
知っている人もいるかもしれませんが、夜になると本の虫と化します。
最近は、もっぱら弟が僕のために選んで、タイまで送ってくれた本を読んでいます。
その中の一冊にあったちょっと興味深い話を取り上げてみようと思います。
その本の名は
「笑うカイチュウ-寄生虫博士奮闘記- 藤田紘一郎著 講談社文庫」
です。
この本の第2章に花粉症と寄生虫感染の関係についての話がありました。
花粉症はヒトだけでなく、サルもかかるそうです。
ご承知の通り、ヒトの花粉症は大変多くのヒトを悩ませています。
しかし、花粉症のサルはとっても数が少ないのだそうです。
そして、この現象が「寄生虫」のせいだというのです。
以下、引用を交えて説明します。
花粉症は、花粉と花粉に対して体内で作られた抗体(IgE抗体という)が結合し、それに伴い鼻や眼の粘膜の細胞からヒスタミンなどの化学物質が分泌されることによって引き起こされる、アレルギー反応です。
そして、寄生虫に感染していると、なぜかIgE抗体が多量に作られるらしい。
抗体がたくさん作られるから、花粉とも過敏に反応するようになるのだろう、と思われるかもしれません。
しかし、おもしろいことに寄生虫のために作られたこの抗体は、スギ花粉とはまったく結合しないタイプなのだそうです。
その抗体を多量に体内で作っているため、スギ花粉などに対する抗体を作る余裕がないらしい。
したがって、花粉と抗体の結合もなくなり、花粉症も発症しないというわけらしい。
ここ20年、サルの花粉症発症率は全く変化していない。
しかし、ヒトの花粉症は20数年で約10倍。
サルの寄生虫感染率は20年前も今も常に80%。
しかし、ヒトの場合は70%から0.2%にまで減少している。
また、インドネシアやアフリカなど寄生虫の多いところに長くすんでいる在留邦人には、花粉症のようなアレルギーで悩んでいるヒトは少ないそうです。
僕の周りに花粉症のヒトが周りに増えてきたのも、なるほどなぁとうなずけました。
幸い僕は花粉症ではありません。
タイというおそらく寄生虫の多い地域で、虫と戯れていることは先にも述べました。
もしかしたら、ムシが腹の中に住み着いているのかもしれません。
だって、なんかグーグー鳴ってますもん。
あー腹減った。
あ、バトンバトン。
えーっと、次は。
内田さん!(油断してませんでした?笑)