小値賀島の海の味【あきえ】

小値賀島の海は透き通ったセルリアンブルー
日本語でいうなら浅葱色かな。
まるで南の島の海のように、空を映したような美しい色をしています。
九州の太平洋沿いの町で育った私にとっては、信じられない美しい海です。
太平洋の浜辺からは、海が青と黒(か茶色)を混ぜたような色にしか見えないんですね。
それでというか、何というか、海水をなめてみましたが…
「薄っ!!」
ハッキリ言って、驚きましたよ。
普段味わっている(?)太平洋の海はきっちり塩辛いんですが、
小値賀の海は本当に塩味が薄い。
人間の舌で判別できるほど塩分濃度に差があるのでしょうか?


まず、海水1㎏には、塩分の元になる物質が約35g溶け込んでいて、
その濃度は海によって多少ことなるそうです。
赤道より北の太平洋の平均表面塩分濃度は34.17‰、大西洋では35.45‰。
とても、人間の舌で分かるような差だとは思えません。
まぁ、肝心な小値賀の海の塩分濃度が分からないことには何にもならないんですが…。
それに、海水の塩分は、降水、河川水の流入、氷山の融解によって薄まり、
海水の蒸発、海氷の生成によって濃くなるそうです。
あの日は雨が降っていたから薄かったのかなぁ??
とにかく、次回行くときは塩分濃度計でも借りて確かめて来なくては…。