森づくりや里山保全のための『環境保全活動リーダー養成講座』【あきえ】

9月21〜25日に4泊5日で、↑に参加してきました。@四季菜館in黒木町
このイベントは、英国の環境保全NGO、BTCVで行われているトレーニングプログラムのうち、日帰りコース、宿泊コース、安全管理のプログラムから抜粋して、BTCVのトレーナーから指導を受けるというもの。
 イベントの詳細は、こちらのPDFをご覧ください。
 イベント実施の意図は朝廣先生のブログをご覧ください。

受講した項目
グループの責任◆リーダーとは何か◆メニュー計画/活動内の衛生面◆チームゲーム/動機付け◆フィードバック◆学習支援の技能◆リーダーの責任◆グループのダイナミクス◆レジャーとレクレーション◆リスクアセスメントのプロセス◆安全計画の記述/安全な作業管理における実行・モニター・修正◆プロジェクトの計画と編成◆安全の会話(プレゼンテーション/コミュニケーション)◆緊急時の対応◆問題の解決法

 どれも基本的な内容ですが、例えば安全について言えば「安全はなぜ重要なのか?」という根本的なことから見つめ直して、それを実際に行うためのスキルを学ぶという、中身の濃いトレーニングでした。何となく、当たり前のスキルとして頭の中に入っていることを根本から見つめ直す作業をしたことで、今後、実際に使う際に、より厚みのあるものとして実施できるような気がします。他のスタッフも是非受けてみたら良いプログラムだったと思うので、トレーニングの詳細をこっそり教えるので声をかけてください。
 このトレーニングを受けて改めて思ったコトをいくつかあげます。

  1. 講座(スキルを学ぶイベントなど)は、お金を出して行くべき。(経験的に、無料の講座よりもお金を出して受ける講座の方が一般的に、参加者の意欲や経験も高いし、講座自体の質も高いと感じるので。必ずそうであるということではないが。)
  2. あるスキルを身につけたり、使ったりする際、なぜそのスキルが必要か、そのスキルで何をしたいのかという前提をしっかりと考えて(洗い出して)使えば、よりうまく使えるはず。
  3. イベントに参加したり、何かを始める時はきちんと自分なりのモチベーションを持つ(考える)べきである。
  4. 団体によって、リーダーの意味や求められることは違う。じゃあ、環境創造舎にとって、団体を運営する上でのリーダー(スタッフ)やイベントでのリーダーの役割、リーダー像ってどんなものだろう。こういうコトをしっかりと考えたことはなかったし、リーダー=スタッフの人数が少ないので何でもやらなければならないのであえてやる必要はなかったとも言える。が、役割や像をある程度形(言葉)にしておくことで新スタッフの確保などもしやすくなるのではないだろうか。新スタッフも目指す像が見えてくるはず(必ず目指さなければならないということではない)。
  5. 環境創造舎では、今まで必要に応じて対応(スキルを学んだり、仕事の引き継ぎをしたり)していたけど、スタッフのほとんどが学生で、入れ替わりのタームが短いことも考えると、これらのことを組織としてシステマティックに運営する仕組みを作っていかなければならない時期に入っているのではないかなぁ。(今までやって来なかった事務局も悪いんだけど…^^;)具体的にはマニュアルを作っておくっていうこと(必ずしもそれに束縛される必要はない)。

 色々とあるけどもこれぐらいにしておきます。最後に、このトレーニングに参加して、スキルを学ぶということ意外にも、自分の団体を客観的に見る機会にもなり、自分自身の課題や動機付けが明確になりつつあるので、今後の活動に前向きに取り組めそうです。