求められるもの

今日は午後から古賀市で「あったらいいな、生産者と消費者のこんな関係」に参加。舎長がコーディネーター、学生ふたりはお手伝いで同行。学生はパネルディスカッションの問題提起のために寸劇(コントですよね、つまり)を、とのご指示。結成2時間のコンビで参加者100人弱の前で頑張りました。もちろん人生初コント。
セリフの中には現代の大学生が抱える多くの問題が含まれています。コンビニ弁当、朝食抜き、料理を作らない(作れない)彼女、食でつながる自分の体と将来の赤ちゃんの体…などなど。観客にいかにそのセリフを聞き取ってもらえるか、いかに隠されたヒントに問題意識を感じてもらってディスカッションにつなげられるか、が試された指令でした。
結果はというと、自分は見事に玉砕。セリフが飛んだり、アドリブでかわせなかったり、早口になってしまったり…。いろんな方に褒めていただいたけれど、やっぱり“伝える”ことって難しいなぁ、と感じました。やっぱりヘコみます…。ただ、一気に解決することは難しいけれど、問題はどこなのか見つめなおして「昨日よりもうまく伝えられるようになった」と感じられるように少しずつ努力していきたい、と思うことができるようになりました。大学に入って10ヶ月、ちょっとは成長できているようです。
「あったらいいな〜」の閉会後、農家のお母さん方と一緒に鍋を囲みながらディスカッションの続きをしました。予定にはなかったことですが、急遽舎長がホワイトボードを使ってファシリ開始。議論がものすごく盛り上がって、ここには書ききれないのですが、気になった発言を少しだけ紹介したいと思います。
「こんな(自由に自分の意見を述べられる)場所があることって幸せなことだよね」
「もっと農家にも(農業以外の)勉強が必要じゃないか」「農業だけ見ていればいい時代ではなくなった」
「消費者に何故“地産地消”が必要なのか伝えられる能力を」
前項でアウトプット(=伝える)の話を出しましたが、それと同じくらいインプット(=知る)は大切だ、ということだと自分は理解しました。アウトプット一辺倒では地産地消もただの押し売りになりかねない。何故それが大切なのか消費者に説明出来る知力を身につけないといけない。これって何にでも適用できる話ですよね。
地産地消ってなんですか?”
いまの自分にいろんな示唆を与えてくれるハテナマークです。