諸塚村シイタケ三昧の旅【あきえ】

今週で,四捨五入したら30歳のあきえです…。
予想外にも!九大の学生生活7年目です。
今日は,そんな学生生活の大半を費やす研究室の調査の話をします。


私が所属するのは森林政策学研究室といって,
政経済分野の森林・林業・山村版と思ってもらえば早いでしょう。
私の研究室で,夏といったら調査!というぐらい調査三昧の時期で,
先々週はフライングして宮崎県の諸塚村に行ってきました。
諸塚村は宮崎県北の九州山地側,耳川流域の源流にある人口2,000人の小さな村ですが,
全村森林公園”と銘打ってむらづくりに力をいれています。
今回の調査は,FSC認証を受けた森林から生産された原木を使用した認証シイタケの流通に関する調査でした。
(と言っても,私は運転手としてついて行っただけなんですが…)


諸塚村は2004年に村内の7割の森林でFSC(Forest Stewardship Council)認証を取得しました。
FSCは環境に配慮した森林管理を保証する認証制度で,
その森林から出てきた生産物はFSCマークのついた認証商品として扱われます。
認証品の主は木材で認証材として建築用材や紙パルプなどに加工されて市場に出て行きます。
例えば,LOHAS系雑誌ecocoloFSC認証された紙を使って作られています。
シイタケは,2005年に世界で初めてFSC認証商品との認定を受けました。
その流通の実態はココではお話できませんが,
JA日向諸塚支所を通じてFSC認証シイタケを個人が直接購入することもできます。


調査では,乾シイタケの選別場も見学させてもらいました。
JA日向諸塚支所では大きさや厚み,“風格”などで乾シイタケを選別しています。
さて,ココで問題です。

 Q.乾シイタケは一体何種類に選別されているのでしょうか?
 A.1.約10種類  2.約20種類  3.約40種類  4.約60種類
  答えは最後に…。


そんな諸塚村。村の随所にシイタケが溢れています。
橋にもシイタケ。資料館の名前も「しいたけの館」だし,併設されているレストランは「どんこ亭」。
ここの名物は「シイタケ丼」。直売所には「シイタケ寿司」が並びます。
基本的に林間栽培の原木シイタケなので,どれもおいしい☆シイタケ好きにはたまりません(笑)


とにかく,こんな楽しい研究生活を送っているのでなかなか大学を卒業できません(笑)
ただ調査が楽しくて,調査ばかり出て回っていて,まとめる作業がいっちょん進まんのが頭の痛いところ。
25の抱負は「調査が終わったら,ちゃんと素早く書く!」とココで宣言しちゃいます。


いよいよ☆今週末は,九州大吟醸田植え会!!
まだまだ参加者募集中です。みんなでどろんこになろう〜♪
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では,先ほどの問題の答え。
なんと!答えは4。乾シイタケはおよそ60種類に選別されていました。
これは,この選別場特有の分け方ではなく,青果市場でもこの分け方でセリが行われています。


え〜。では,次の方は…
田んぼと言ったらこの人!!福島く〜ん(*^^*)  よろしく〜☆