エクセルのワザ【ながせ】

今日の昼、急な頼まれごとの仕事をしました。
エクセルで作っている受付簿で、氏名の横にフリガナを表示して欲しいとのこと。
「急ぎでできる?」と言われ、大丈夫っす!と即答。


エクセルには「PHONETIC関数」という機能があります。
空白セルに「=phonetic(氏名のセル;A3とか)」を入力すれば、
そのセルにヨミガナを表示してくれます。
これは大吟醸系のイベントの受付簿を作っていたときに発見したワザ。


で、今回もPHONETICさんに任せれば一発でしょ!と思ったら、
あれ?漢字の氏名をそのまま表示している…。


聞くと、氏名はメールから切り貼りしたものなので、直接入力ではないとのこと。
そう、PHONETICは直接入力しか反映できない、という弱点があったのです。


しかし、そこで「そうですか…」では納期に間に合わない。
調べます!そして、発見しました!究極のフリガナワザ。


まず、漢字氏名のセルを選択(カーソルをあわせてF2キーでも選択可)。
次に「SHIFT+ALT+↑」を押す。


そうするとあら不思議、勝手にヨミガナをふってくれるんですね。
それもまあまあの確率で、難しい名前も正確に表示してくれます。
間違っていた場合も、プルダウンで他の候補を表示してくれるので、それを選択。
または直接入力も可能です(書式→ふりがな→編集、でどうぞ♪)。

この操作で、フリガナを直接入力したのと同じ状態になります。


あとは「SHIFT+ALT+↑」を間違いがないか確認しながら全員にフリガナを振ります。


で最後に先頭の人にPHONETIC関数をかけて、セルの右下に出る黒い四角を引っ張ったら一気に完成、と。
いや〜、PHONETIC考えた人、「SHIFT+ALT+↑」の予測的中率、すごいっす。


自分が関数を考えたわけではないですが、面倒が出たときにこそ、
人はこうやって道具や発明を生み出すんだろうなぁ、と思いました。


受付簿を作る機会のある方(いるのかな?)は是非お試しを!<追記>
ちなみに、VBAでマクロを組めば(指示をコンピュータに分かるような言葉で書いてあげれば)
もっと簡単にできる方法があるようです。
今回の例は氏名が200程度だったのでいいですが、
PHONETICもその難しいマクロ(GetPhoneticなるものが存在するらしいっす)も、
最終的には人間の目によるチェックが必要になりますので悪しからず。
氏名が500とかになるのであれば、最初から手入力した方が速いのかもしれませんね。