土曜町劇場


『ふるさと物語〜20歳の春編〜』


それは昨夜のこと。
人生の長電話記録を更新し、45分間も高校の同級生と話してしまいました。
左耳がじんじんしています。
そうして、練られたのは『20歳の春の物語』プロジェクトです。


大学2年生が終わろうとしています。
20回目の春がもうすぐそこまで来ています。


実家を離れて早2年。
高校の友だちと会うこともなくなりつつあります。
実家に帰っても、みんなそれぞれ事情を持っていて、バイト、テスト、旅行に就職、住み慣れていたはずの実家に帰るのが寂しくなってきます。
そしておそらく、この春がみんなで遊べる最後のチャンスになるでしょう。
だから、いい思い出を作りたいと春休みの遊び企画を練りました。


それぞれが、それぞれの思い出の場所で、思い思いの写真を撮り、ひとつのアルバムにしようという企画です。
一人でこっそり秘密の場所で撮るもよし、少人数で各々の思い出の場所をめぐって撮るもよし、それぞれの写真に20歳の想いを込めて撮ってもらいます。


できれば、生まれ育った町で撮ってほしいと思っています。
自分が育った町を忘れたくない。
自分が巣立った学校が無くなってほしくない。
自分が刻んだ足跡を消したくない。
そんなちっぽけな僕の想いから始まる『20歳の春の物語』。
新たな成長と、抱負を胸に、アルバムにこの春を刻みゆく物語。


成功や失敗なんてありません。
思いっきり遊ぶだけです。
家族を、仲間を、町を、景色を決して忘れることができなくなるように、思いっきり遊ぶだけです。


実に私的な小話をしてしまいました。
だって、いっつもカラオケかボーリングしかしないなら実家に帰る楽しみなんてないでしょ?
楽しく遊びたいじゃないですか。


明日は『日曜四季劇場』です。お楽しみに!
【たにのき】