2006-01-01から1年間の記事一覧
スタッフの集い処に新しい住人がやってきた。 ミジンコくんである。 彼らはクロレラを食べる。1日、1mlのクロレラである。 うおー、なんか健康によさそうなフレーズ。 1日、クロレラ1ml!! うまくいけば、子を産み、孫を生み…目指すは日本一のミジンコ…
『本の虫日記』〜地下書庫探検編〜 本の虫といっても、紙魚のことではありません。 本に心を奪われてしまった人間です。 今日も空は快晴だというのに、地下にもぐっていい言葉を探します。 自分しか知らない自分の感性という触覚を頼りに、いい言葉の発する…
「初蛙(はつかわず)」は春の季語。 こんな歌がある。加藤楸邨。 いんげんの蔓が出そめて 初蛙 なんともみずみずしい画が浮かぶ。 池には痩せた蛙が一匹いた。 こんな歌がある。小林一茶。 痩蛙 まけるな一茶是に有り 一匹の雌を争う痩蛙に一茶は何を見たの…
春の花見編 かすみです。こんにちは。 かすみです。どう? かすみです。さようなら。 【撮影:たにのき】
携帯からup!編伊都キャンパスの竹林にある梅の木は八分咲き。夕凪もずいぶんやわらかくなりました。 今日はウシガエルのおたまじゃくしを捕まえました。その数は150をに届くほどです。枯れ草の下のおたまたちを探っていると、明らかに大きな生き物の肌に触…
『ふるさと物語〜20歳の春編〜』 それは昨夜のこと。 人生の長電話記録を更新し、45分間も高校の同級生と話してしまいました。 左耳がじんじんしています。 そうして、練られたのは『20歳の春の物語』プロジェクトです。 大学2年生が終わろうとしています。…
『初めての食物語』 「ゆりね」 ユリの根を初めて食べました。 梅肉と和えてありました。 想像していた食感と大きく違いました。 ゆりねはゆりの地下部の鱗片だと聞いていました。 予想では玉ねぎみたいにしゃきしゃきしていると思っていました。 ところがど…
『かしましおばちゃん物語』 今日は八女郡矢部村で八女の農村婦人部の集まりに参加してきました。 というのも、うちのしゃちょうがワークショップの講師として招かれたからです。 それについていきました。 矢部村は遠い。 遠路はるばる福岡から来たものの、…
アスパラガスの森。 Forest asparagus みぞれの降った日中。寒かったですね。 私は全然寒くありませんでした。 それは、アスパラガスの森にいたからです。 アスパラガスの森は薄い透明な膜で囲まれたかまぼこ状をしています。 そこは、熱すぎず寒すぎず、陽…
もうご存じの方も多いと思いますが、 いつもお世話になっている「e-kyudai」*1がリニューアルしました! 是非、足を運んでみてください。 あ、ついでにワンクリック・アンケートにも回答してね。 「e-kyudai」にはこちらから⇒http://www.e-kyudai.com/index.…
『Heyo,house!』って知ってます? 日本語では『コンチワ、家どん!』です。 月曜蛙劇場『おたまじゃくる』の話ですっかりおなじみの、アーサー・ビナードさん訳による南北戦争時代の民話集『アンクル・リーマス』の物語のひとつ。 主人公の頭のよい兎と兎を…
「新しいスタッフを5人獲得する」を目的にブレーンストーミング。 参加者:たにのき、いだ、たちきただ、それだけでは考え方の枠を壊せず、新たなテーマを設定。 「他団体に誘われたとき、あなたはどんな口車になら乗りますか?」。100個の案を目指してどん…
虫。 「虫」の字は、元をたどると「まむし」のぐねぐねしている形の象形文字です。 昆虫だけを表す文字ではないようです。 漢和中辞典[角川書店]には 第一意:むし 第二意:動物の総称 とあります。 鳥は羽虫。 毛虫は獣。 甲虫は亀の類。 ちなみに人間は裸…
夜には夜を楽しめと言わんばかりの大声で鳴き、 昼は畦にきょとんと腰かけ、僕らの足音を聞くと、はっとしたようにぴょんっと水の中に入っていきます。 前足を丁寧について、恭しくしている蛙(かわず)。 彼らはいったい何を想っているのでしょう。 世の歌人…
→ヤマツツジproject〈ヤマツツジ2期生登場!〉 →棚田の石積み体験
夜桜とはよくいいます。 夜梅とはあまり聞きません。 梅を愛でたと聞く菅原道真の詩に「月夜に梅花を見る」というものがありました。 月の輝きは晴れたる雪の如し 梅花は照れる星に似たり 憐れぶべし 金鏡の転りて 庭上に玉房の馨れることを 地上を照らす月…
東風ふかば にほいおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ2月25日は菅原道真が死んで天神様になった日です。 先の歌は道真が京を去る際に詠んだものです。好んだ梅に、おまえを愛する私はいなくなるけれど、東風の吹く季節になったら、忘れずに香るのだよ……
星野村の棚田で出会った生きものたち。 春がすぐそこに来ていることを知らせてくれました。 ひとつだけのあわてん坊 こんな所にカエルの卵!(右下に) …畦に咲いていた菜の花 …田んぼの小さな水たまりなのに。 石垣の隙間からこんにちは。 空色の花 …スミレ…
食べ物。 「ぬた」という食べ物があります。 私はつい最近まで「ぬた」と聞けば、イノシシの遊び場の泥溜りしか知りませんでした。 「ぬた」は和え物の一つ。 それを知ったきっかけは、ノビルを酢味噌で和えた「ぬた」がおいしいと聞いたことです。「ぬた」…
石積み前編 始まりは、まだ朝露濡れるかまぼこ型の茶畑の小道。 その道をぬけると棚田の中ごろに出た。 その段をしばし歩くと3人の初老の男がみえた。 作業はすでに始まっている。 棚田の石積みは、以外にも崩すことからはじまる。 もう二度と崩れないよう…
ある日、森の中、くまさんに出会った。 花咲く森の道、くまさんに出会った。 森の中でくまさんに出遭ったとき、そこが花咲く森の道の道だったらからこそ、こんなにメルヘンチックでかわいらしい歌がうまれたのだと思います。 これから春。 梅に桜、山つつじ…
雨に香る梅の花を見ました。 もう冬は過ぎ去ってしまうようです。 これだけ温かい雨が降れば、雪も解けて、森の生き物たちも動き始めたかもしれません。 小林一茶は春とねずみをこう詠みました。 春風や 鼠のなめる 隅田川 なんとなくそのねずみを包む空気が…
季節は春ですが、夏の虫のお話です。 蝉。せみ。 夏の暑さを歌い、一枚のティーシャツさえも脱がせてしまう油蝉。 晩夏の夕暮れを奏で、涼しい風を吹かせるひぐらし。 季節の風情を歌う蝉は、遠くギリシャでも詩われています。 セミよ、お前は幸せ者だ。 王…
今日、所属する学科の実習に付き添って新キャンパスに行ってきました。 付き添いと言いつつ、午後いっぱい自由だったので言葉通り野山を駆け回ってきました。 午前中は雨が降っていましたが、午後はぽかぽか暖かい小春日和。 あちこちでテントウムシたちが活…
アーサー・ビナードによるとおたまじゃくしは進化する。 おたまじゃくる おたまじゃえる おたまがえる おさまがえる とさまがえる ノさまがえる トノサマガエル ここからは僕の想像。 後ろ足が生えて、おたまじゃくる。 後ろ足がでっかくなって、おたまじゃ…
昨日の九大伊都キャンパスシンポジウムに続き、今朝から龍谷大学、京都女子大学、金沢大学、九州大学の学生・教員は伊都キャンパスで観察会を行いました。 僕らにとってもう当たり前になっていた生き物や森の木々は他の学生にとって不思議、驚きの連続だった…
町はまた冬に逆戻りの寒さです。それでも、ホトケノザのふわふわした小さな花が咲いていました。 今劇場はケータイからお送りしました。 寒くて指が動きません…。 明日は『日曜四季劇場』です。お楽しみに! ps:今日は第4回シンポジウムでした。とりあえず…
一寸法師の剣は針。 昔話には「針」がよく登場する。 背景には鋭利な金属が魔を払うとう俗信がある。 針供養はよく知られているが、ハリセンボンを針神とする地方もあるようだ。 昔話「三枚の御札」にも針が出てくる。 針を投げると山になる。 鬼や天狗の宝…
梅が咲いていました。 今年初めて梅の花を見ました。 緑の若い枝がまっすぐ空に向かって立っていました。 梅の枝はよくしなります。 ひゅんひゅん振り回してよく遊んでいました。 春の花という花をなぎ払っていた小学校時代をふと思い出しました。 ちょっと…
まもなく正午。 「午」は「うま」と読みます。 十二支です。 他にも「子の刻」「丑の刻」などと使います。 十二支には私たちに身近な動物が入っています。 なぜ猫が入っていないのか、そんな御伽ばなしもありますし。 元来、十二支に使われている「午」や「…